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私の使命 【長屋勝彦】

2011/10/10
長屋 勝彦

中小企業診断士として登録しコンサルタント業を始めて来年4月で15年が経過する。

企業診断に当たり、最初に、その企業のビジョン、ミッションついて経営者にきく。

 

その企業のあるべき姿は何であり、リーダーはあるべき姿の実現に対しどのような思いを持ち経営に当たっているかを知るためである。

 

これまでかかわった中小企業の経営者の方の多くは、小粒でも良いからきらりと光るものの創造を目指すことにより、自分の属する組織体の従業員の生活向上を願う方が多い。

リーマンショック時における厳しい景況下でも従業員の減給に対し苦悩し、たとえわずかな額(餅代)でも賞与を支給しようとする姿勢からもうかがえる。

 

小粒でも良いからきらりと光るものとは競合企業と比較し差別化された製品開発であるが、資金・人的資源の限られた中小企業では簡単に実現できるものではない。それは、苦闘しながらも顧客ニーズにマッチしたその企業の得意技を磨くことであり、事業化され軌道に乗るまでには長い時間を要する。その支えとなるのがビジョンであり、ミッションである。

 

そのような中小企業として、幾多のピンチを乗り越え、苦節20年にして世界のオンリーワン企業に成長した企業とかかわらせていただいていることを誇りに思う。

 

中小企業、若い人の支援を通じて世の中の役に立つことが私の使命であり、社会貢献できる企業、人材の育成が私のビジョンでもある。

以上