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私にとってのコーチング 吉田健司

2017/02/27
吉田 健司

思い立ってコーチングの意味をインターネットで調べてみた。コーチングは、能力開発法、人材育成の技術、社員育成技法、育成方法論、コミュニケーションスキル、自己改善技術など、いろいろな視点で解説されている。いくつかの解説を読んで見たが、コーチングの意味を一言で説明するのは難しいと感じた。
私がコーチングに興味を持ち、PHP研究所のゼミナールに参加してから16年が過ぎようとしている。16年前に私が受講した研修は、PHPコーチング基本コース(一日コース)で、会社勤めをしていた私は、有給休暇を使って自費参加したが、受講者は企業の人事担当者、士業、コンサルタントなどで、自己啓発での参加者は私ぐらいだったと記憶している。
受講をきっかけに、社内にコーチングを紹介したいと考えるようになり、少し苦労をしたが何とか予算を確保し、PHP研究所のプロコーチを招いて所属部門内の管理職向けにコーチング研修を実施した。また、私自身も講師としてコーチング研修を実施し、一人でも多くの人にコーチングを知ってもらい、興味を持ってもらい、自ら学んで欲しいと、メッセージを投げかけてきた。
私は、全員がコーチであり、全員がクライアントであって欲しいと思っている。また、自分が自分のコーチであって欲しいとセルフ・コーチングを薦めてきた。
「自分は自分で変えられる「理想のあなた」になるセルフ・コーチング」(PHP研究所)の著者小野仁美氏は、「コーチは、相手が自ら物事を考え、自ら学び、自ら力強く行動していくことをサポートしていきます。」と述べている。私がこの言葉に出会ったのは2002年。以来、自分で考えない、学ぼうとしない、動かない部下・同僚・先輩・上司などにコーチとしてサポートできることはないか、考えるように努めてきた。
コーチングという言葉を、日常見聞きすることが多くなった今、私は、自己改善のスキルとして、コーチングに向き合うことをお薦めしたい。

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