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~無常に対応するのが人生~   長屋 勝彦

2016/12/18
長屋 勝彦

 今年一年のビックニュースの一つとして、イギリスのEU離脱、アメリカの新大統領の誕生が挙げられる。

 私的なところでは、事業再生のため係ってきた企業の副社長を退いたこと、小職が主催する研究会と袂を別ったことである。

 前者は経営の若返りであり、後者は研究会の名称変更に伴う方針の不一致である。

 前者に対しては、当該企業の株主に対するリターン、企業価値の面から株主として眺めていきたい。幸い、一定割合の配当を行うということであり、今後は株主総会を通して発言するにとどめる。

 後者に対しては、時機を見て志を同じくする人と共に同好会、研究会を作ることを考えて行動していきたい。

 自分のミッションは成長意欲のある中小企業支援、成長しようとする意欲ある人の支援であり、これから何年この活動をつづけることができるかは定かでないが、コーリングと考え行動していきたい。

 しかし、成果として成長意欲のある企業の支援ができるようになったこと、中小企業診断協会の調査研究事業の採択を受け目標管理、人事評価の執筆ができたことがあげられる。

 私的な面でも今年秋にヘルペスを発病し苦戦した。

 平家物語に「祇園精舎の鐘の音諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色聖者必衰の理を表わす」というくだりがあるが、今年一年を振り返ると自分にとっても激動の一年であったと思う。

 ダーウインは「最も賢い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもない。唯一生き残るのは、変化できるものである。」という。

 来年を思う時、常に無になり、平常心で、使命を貫くことが肝要であると思うこの頃である。

以上

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