「己を修める」に思う 吉田健司
「己を修める」に思う 吉田健司
2015/08/24
吉田 健司
吉田 健司
昨日の日曜日、ある国家試験へのチャレンジで受験会場である某大学に行った。普段大学の校舎に入ることはないので、目的が試験を受けることとはいえ、大学のキャンパスやロビー、通路などを見て回るのは、気分転換にもなり、ちょっとした楽しみである。特に学内の掲示物を読むのが私の楽しみである。今回目に留まったのは、経済学部の試験内容を通知する掲示である。マクロ経済学とミクロ経済学別にテーマや使用テキストなど通知されていた。私は、中小企業診断士の試験科目の1つである経済学の学習に非常に苦労した経験があり、大学の経済学部で学ぶ内容に少なからず興味を持っていたので、良い機会であった。
大学という書がある。論語、孟子、中庸とともに四書のひとつである。薪を背負って歩きながら本を読んでいる二宮金次郎の像で、二宮金次郎が読んでいる書である。この大学には、「修己治人」という有名な言葉ある。己を修めて人を治める。私は、この「己を修める」に興味を持ち大学を何度も読み返してきた。これからも読み返したいと思っている。思うに、「己を修める」ためには学ぶことと徳を積むことが大切なようである。