初登板のごあいさつ ~テーマは「人」~ 【吉田健司】
初登板のごあいさつ ~テーマは「人」~ 【吉田健司】
吉田 健司
私は、昨年の3月末に37年間務めた会社を定年退職し、第二の人生を歩き始めて一年が過ぎようとしている。のんびりしたいと思う一方で、企業戦士だったころのように自分で自分を追い込んでしまう、そんな日々を過ごしている。今回から月一回のペースでブログを書く予定である。幹になるテーマは「人」としたいと考えている。
まず「所属する組織は、人を育てる組織か」と問いかけてみたい。自ら考え行動することが求められる時代ではあるが、「自分自身はできているか」と問いかけてみたい。この問いかけは、ブログを読んでくれているあなたへのものであり、私自身へのものだ。
私は、自問自答することを大切にしてきた。常にインプットを心掛け、思考を繰り返す、頭に浮かんだものを大切にする、自分の気持ちや思いを大切にする。待つことを優先しなければならないときもある。そのようなときは意識的に考えることはしない。自分の中から自然に湧き上がるものを待つ。それが意欲であったり、ひらめきであったり、気づきであったりする。そしてある時ふと思いつき、イメージが具体的になったものを「思い付きノート」に記録してきた。記録をキーにアイデアを企画に昇華したり、あるいは没としたりしてきた。
そんな私が会社時代に意識していたことに、「自分の言葉で伝える」、「意味を伝える」、「相手にとってわかりやすく伝える」がある。「言うは易く行うは難し」である。今も習得したとはとても言えないレベルである。ただ、何十年も「意識し、学び、試み、反省する」を繰り返してきたので、そんな経験の一端を、今後ブログで書きたいと考えている。