ブログ経営情報

自宅で仕事をするときは早朝ジョギングを行う。今日もジョギング後シャワーを浴びテレビのスイッチを押した。NHKの朝ドラが目に入った。 
 君子を女友達の小池が君子の家でヨーロッパを旅しないかと誘うシーンである。君子が、今は穴窯で陶器を焼きたいといいその申し出を断る。これに対し、「人を思う心で焼け、そうすれば自分の心を豊かになる」と言い、立ち去る。
 中小企業を診て20年余が過ぎる。現在は、中小企業の経営者、従業員の診断・指導というより、顧問という形で相談にあたる。診断・指導は経営者、管理者、従業員なりのあるべき姿としてのビジョン、目標を明確にし、目標を達成するための現状の課題(問題)を共に考え、明確にしたビジョンなり目標を如何にして達成するかということを一緒になって思い悩むことという診断・指導の一般的な定石に基づいて行う。
 問題は、診断相手である経営者なり従業員がその気になり命がけでビジョンなり目標達成に向かうかである。そのためには相談に応じる者は、メンターとして豊かな知識・経験を持ち診断相手から尊敬されるものでなければならないが、相手のことを思い受容の心で臨むことも必要である。
 診断相手のことを思い、寄り添い、目標達成を目指し、その成果を共に喜ぶことが診断士の心得であるとあらためて思うこの頃である。
以上

朝ドラに学ぶ~中小企業診断の心得~長屋 勝彦

2020/02/26
長屋 勝彦

自宅で仕事をするときは早朝ジョギングを行う。今日もジョギング後シャワーを浴びテレビのスイッチを押した。NHKの朝ドラが目に入った。 
 君子を女友達の小池が君子の家でヨーロッパを旅しないかと誘うシーンである。君子が、今は穴窯で陶器を焼きたいといいその申し出を断る。これに対し、「人を思う心で焼け、そうすれば自分の心を豊かになる」と言い、立ち去る。
 中小企業を診て20年余が過ぎる。現在は、中小企業の経営者、従業員の診断・指導というより、顧問という形で相談にあたる。診断・指導は経営者、管理者、従業員なりのあるべき姿としてのビジョン、目標を明確にし、目標を達成するための現状の課題(問題)を共に考え、明確にしたビジョンなり目標を如何にして達成するかということを一緒になって思い悩むことという診断・指導の一般的な定石に基づいて行う。
 問題は、診断相手である経営者なり従業員がその気になり命がけでビジョンなり目標達成に向かうかである。そのためには相談に応じる者は、メンターとして豊かな知識・経験を持ち診断相手から尊敬されるものでなければならないが、相手のことを思い受容の心で臨むことも必要である。
 診断相手のことを思い、寄り添い、目標達成を目指し、その成果を共に喜ぶことが診断士の心得であるとあらためて思うこの頃である。
以上

「易経の言葉から学びを得る」 吉田健司

2020/01/28
吉田 健司

前回、宮城谷氏の三国志を読む前に、史実について自分なりの予備知識を持ってから小説を読むことで新たな学びがあると書いた。まだ、三国志の世界に入っていないが、今年になって新たな学びを得た。それは易経の言葉である。

私は今「易経(周易)」を読んでいる。長年積読状態だった岩波文庫の「易経」をおよそ20年ぶりに通読している。「易経」の通読は2度目である。岩波文庫は、原文、読み下し文に現代語が付されていて理解しやすい方なのだが、私の漢文の知識では、原文を読むのに大変な時間がかかる。句読点の区切り単位で原文を眺めて自分なりに想像し、読み下し文を確認する作業を繰り返している。これまで何度か書斎の背表紙に目を止めて、読みたいと思うことはあったがなかなか再読を決断できなかった。
今回再読を始めた理由は、『易の話「易経」と中国人の思考(金谷治著講談社学術文庫)』にある。講談社学術文庫のこの1冊は、「易経」について、四書(大学・中庸・論語・孟子)五経(書経・易経・礼記・詩経・春秋)を中心とした儒教の書にうらないの書がなぜ含まれているのか疑問を持っていた私に、易経がうらないの書でもあり思想哲学の書であることを教えてくれた。ここ10年余り毎年再読しているが、理解を深めるために、易経の原文を岩波文庫で読んでみようと思って次第である。

まだ、易経を読み終えていないが、心に残った語句がある。それは「終吉(ついによし)」である。ストレスの多い日々であっても、苦労の甲斐があると、心のなかで「終吉(ついによし)」と唱えている。

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 今年の行動指針~ブレークスルー~長屋 勝彦

2020/01/08
長屋 勝彦

 今年はブレークスルーという言葉で年賀状を出した。
 ブレークスルーという言葉を初めて聞いたのは呉羽化学工業(今のクレハ)の当時の上司である企画本部長の専務から半世紀前に聞いた言葉である。

 専務は、実験に基づく機能的思考を重んじる化学系タイプ(必ずしもそうではないが)の人間ではなく、物事を論理的に思考するタイプで仕事の目的を定義しその目的をどのように実現させるのかという演繹的思考に基づいて仕事をする経営者であった。

 24年前同社を退社し、中小企業診断士として企業診断に当っている現在もこの言葉(ブレークスルー)を薫陶として受け止め中小企業の事業計画策定から現場で発生している身近な問題解決に至る迄の支援・指導に当っている。

 大企業でもそうであるが特に中小企業では社長とか上司のいう事には逆らえないという気風が散見される。会社が決めたことであるからとか社長がおっしゃるから仕方がないということを言い訳として業務改善・改革を放棄している企業が多い。

 このような中小企業の経営者、社員に対し物事に対する道理(原理原則)と客観的事実である現状を直視し丁寧にブレークスルーのための対話を心がけている。

 景気・不景気の狭間で生きる中小企業にとってオリンピック後の経営環境は厳しいものがある。この様な環境下において中小企業が持続可能な成長を遂げるためのあるべき姿としてのビジョンを設定し、設定したビジョン実現支援のため、自分自身も更なる自己研鑽による自己革新-ブレークスルー-に向かって行動していきたい。

 その意味でもチャレンジ精神を発揮し敢えて火中の栗を拾う気持ちで今年も行動していきたい。
以上

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しなやかでタフなエイジレスライフに向けて~長屋 勝彦~

2019/10/03
長屋 勝彦

 E氏との会食を終えて帰宅中の常磐線で喉がいがらっぽくなり咳をしていると隣の席に座っていた見知らぬ年配の方が、「冷房により空気が乾燥すると咳が出るものですね。」とポケットからのど飴を取出し、「如何ですか。」と声をかけられた。「有難うございます。」といいいただいたのど飴をなめた。

 咳が治まったころ、「私は2年生まれ(昭和)です。新橋まで通っていますが、常磐線も品川まで行くようになり便利になりましたね。」と言われた。

 「昭和2年生まれですと92歳になられますが、どの様な仕事をなさっているのですか。」とお聞きした。「大蔵省に努めていましたが、今は事務関係の仕事をしています。」と言われた。「お元気ですね。私は10歳ほど若いのですが、その年まで仕事をなさっている健康の秘訣は何ですか。」と聞いた。

 その方から、人生の生きがい(ビジョン)までをお聞きすることはできなかったが、「今でもゴルフを月2~3回します。適当に飲食をし、心身ともに健康で生涯現役を通したいと思っています。」と言われた。

 その方は北千住にお住まいで、北千住で降りられる際にバッグから飴を取出し、「もう一つあれば大丈夫でしょう、私の年まで元気で頑張ってください。」といって降りられた。

 話は戻るが、E氏は63歳で再雇用年齢まで後2年、現在は定年まで勤められていた会社で設計の仕事をされている。E氏とは20年前茨城県中小企業振興公社の仕事をしていた頃販路開拓の仕事でお会いし、一年に1回程度、会食をする間柄である。

 E氏に対し、「人生100年時代、再雇用が過ぎてからも健康を保つためには自分に合った仕事を見つけ働いた方が良い。」ということを話した。

 自分自身、サラリーマンを辞めたのは58歳であるが辞めた大きな動機は働けるうちは働きたいという事があり、勤めていた会社が早期退職を募集したこともあるが、その時は将来のビジョンは描いていなかった。

 あれから20余年、生涯現役という気持ちは今も変わらないが、若い人を育てたい、新製品を開発し充実したいつもハラハラドキドキするエイジレスライフを送りたいという現在の心境である。

以上

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~中小企業のネット販売に想う~長屋 勝彦

2019/04/09
長屋 勝彦

  一般に中小企業はITリテラシーも低く、テレビ広告などにより認知度を上げるための資金も乏しい。その上、販売促進活動を行う人材にも恵まれない。

 しかし、自社で開発した商品を販売していくにはインターネット販売は中小企業にとっても今後は不可欠でありその活用を模索していく必要がある。

 ここのような状況下、知り合いの中小企業の社長にインターネット販売のみで年数億円の売上を稼いでいる中小企業経営者の方の話をすると、その企業(仮にA社)のネット販売に関する話を聞かせて欲しい旨の依頼があった。

 そこで、A社社長にネット販売の仕組みの構築について依頼企業(仮にB社)の社長を紹介し、A社社長の話を聞きアドバイスをお願いした。

 現在、A社は楽天、グーグル等にネット広告を行うと共に自社のHPでもネット販売システムを立ち上げている。

 A社長からネット広告での商品の特徴の見せ方、最初にクリックしネット広告にアクセスしクライアントに対する購買までの誘導の仕方、A社のネット販売に対する姿勢(方針)などの話を聞き、ネット販売を行うにあたってのアドバイスをもらった。

 A社は専門のコンサルタントを活用しながら楽天市場等への出店の他、全国紙、専門誌等への広告を打つだけの資金力があるが、資金力に制約のある中小企業にとっては一定の売上げをあげるには中小企業関連の施策を活用するにせよその道のりは遠い。

 資金力の十分でない中小企業はネット販売に要するコストを人を雇用する経費(人件費)と考え、社長自らも販売ノウハウの習得に努めると共に競合他社と比較した卓越したメリットをあげるための商品力の向上が必須であると感じた。

以上

カテゴリー:  経営情報