ブログ人材育成

連休後半の初日雨上がりの午後、気温が気になったが風がありの公園をジョッギングした。公園には野球グランドがあるが、グランドに人はいなく気兼ねすることなくジョッギング(というよりウオーキング)を楽しんだ。

 ジョギングを終ってから芝生に大の字になり、空を見ながら考えにふっけた。多分まったりした気分になったのかと思う。しばらくして、NHKの朝ドラ「半分青い」のヒロインの鈴愛のセリフが思い出された。ヒロインのスズメは嘘を言って就職するのが嫌で、自分の左耳が聞こえないことを正直に書いたのだという。

 60歳を前に自分の道を行くというと聞こえはよいが長く仕事をしたいからということで34年間勤務した会社を退社し独立した。20年以上もこの仕事をしているといつまで仕事をしているのかという話を直接、間接にきく。ある人は言う、この道の仕事は60歳代までと。

 しかし、かくあるべきということはあてはまらない。自分が時期だと思った時が引退であると思う。金商法ではフリ・フェア・グローバルな取引を担保するための規則を設けているが商売のすべてのルールとして差別のない条件のもとで仕事ができる環境つくりが望まれる。フィリピンではAGE is a NUMBERという言葉のもとに年齢差差別禁止法が制定されている。

 しかし、年が若いほど集中力もあり吸収力もあり、気力、体力もある。雇用主としては高年齢者の採用に前向きでないのは理解できる。

 10年程前、「もう講師の仕事はあがりでしょう。これからは商売を考えましょう。」と研修会社の経営者の方に言われたことがある。しかし、「役者は3日やったらやめられない。」と言う言葉もある。
 
 幸い必要とされるクライアントに支えられて楽しく仕事をさせてもらっている。又、ベンチマークとして見ているという60歳過ぎの友人のコンサルタントの方もおられる。

 歳を気にしないで、この方に恥じないよう自己研さんに励むとともに成長意欲のある方のお役にたっていきたいと空を見ながら思った。
以上

~フリ・フェア・グローバルな社会に向けて~AGE is a NUMBER 長屋 勝彦

2018/05/18
長屋 勝彦

連休後半の初日雨上がりの午後、気温が気になったが風がありの公園をジョッギングした。公園には野球グランドがあるが、グランドに人はいなく気兼ねすることなくジョッギング(というよりウオーキング)を楽しんだ。

 ジョギングを終ってから芝生に大の字になり、空を見ながら考えにふっけた。多分まったりした気分になったのかと思う。しばらくして、NHKの朝ドラ「半分青い」のヒロインの鈴愛のセリフが思い出された。ヒロインのスズメは嘘を言って就職するのが嫌で、自分の左耳が聞こえないことを正直に書いたのだという。

 60歳を前に自分の道を行くというと聞こえはよいが長く仕事をしたいからということで34年間勤務した会社を退社し独立した。20年以上もこの仕事をしているといつまで仕事をしているのかという話を直接、間接にきく。ある人は言う、この道の仕事は60歳代までと。

 しかし、かくあるべきということはあてはまらない。自分が時期だと思った時が引退であると思う。金商法ではフリ・フェア・グローバルな取引を担保するための規則を設けているが商売のすべてのルールとして差別のない条件のもとで仕事ができる環境つくりが望まれる。フィリピンではAGE is a NUMBERという言葉のもとに年齢差差別禁止法が制定されている。

 しかし、年が若いほど集中力もあり吸収力もあり、気力、体力もある。雇用主としては高年齢者の採用に前向きでないのは理解できる。

 10年程前、「もう講師の仕事はあがりでしょう。これからは商売を考えましょう。」と研修会社の経営者の方に言われたことがある。しかし、「役者は3日やったらやめられない。」と言う言葉もある。
 
 幸い必要とされるクライアントに支えられて楽しく仕事をさせてもらっている。又、ベンチマークとして見ているという60歳過ぎの友人のコンサルタントの方もおられる。

 歳を気にしないで、この方に恥じないよう自己研さんに励むとともに成長意欲のある方のお役にたっていきたいと空を見ながら思った。
以上

私なりの「自己啓発」・・・  吉田健司

2018/04/22
吉田 健司

以前のコラムに書いたが、厚生労働省「能力開発基本調査」の用語解説では、自己啓発とは、労働者が職業生活を継続するために行う、職業に関する能力を自発的に開発し、向上させるための活動をいい、 職業に関係ない趣味、娯楽、スポーツ健康増進等のためのものは含まないとされている。
今回は、この自己啓発について考えてみたい。

まず、インターネットの情報等を参考に自己啓発の要素を次の3つに整理した。
①自発的:自らの意志による
②自己実現:能力開発・向上、知識向上、技能向上、精神面の成長
③継続実践:学習、訓練、体験、経験
そして、上記の整理から、自己啓発について私なりに次の通り定義した。
「自己啓発とは、自らの意志により、能力開発・向上、知識向上、技能向上、精神面の成長などを目標として、学習、訓練、体験、経験などを継続して積み重ねていくことである。」

次に、自己啓発を考える際に役立つ言葉を能力開発100の方法(鎌田勝著知的生き方文庫三笠書房)よりいくつか紹介する。
・人間の能力は本来無限大と言ってよく、自己啓発の努力次第で、どこまでも伸びることは可能である。
・カラを破って成長することが自己啓発の本質なのである。
・ただ頑張るというのではなく、興味を持ち、面白くなるようでなければ、自己啓発は深まらない。

自己啓発は自分自身のためであるが、能力開発基本調査(厚生労働省)の結果では、自己啓発における問題点として「仕事が忙しくて自己啓発の余裕のない」が約6割を占めている。
時間を上手に使う方法を学ぶことの大切さを強く思う今日この頃である。

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社会人基礎力から自己啓発のテーマを探す 吉田健司

2018/03/26
吉田 健司

新年度を迎える時期になった。この時期、私も会社勤めのころ、別れや出会いを何度も経験した。新たな環境への不安は何度経験しても変わらないが、新年度を迎えて、何か新しいことにチャレンジしようという意欲にかられる時期でもある。
そのようなときは、「社会人基礎力」で自己評価してはいかがだろうか。
「社会人基礎力」は、平成18年2月に経済産業省の産学有識者委員会で定義づけしたもので、職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力とされている。
《社会人基礎力》
1. 前に踏み出す力(アクション) ~一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力~
① 主体性: 物事に進んで取り組む力
② 働きかけ力: 他人に働きかけ巻き込む力
③ 実行力: 目的を設定し確実に行動する力
2. 考え抜く力(シンキング)~疑問を持ち、考え抜く力~
① 課題発見力: 現状を分析し目的や課題を明らかにする力
② 計画力: 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
③ 創造力: 新しい価値を生み出す力
3. チームで働く力(チームワーク)~多様な人々とともに、目標に向けて協力する力~
① 発信力: 自分の意見をわかりやすく伝える力
② 傾聴力: 相手の意見を丁寧に聴く力
③ 柔軟性: 意見の違いや立場の違いを理解する力
④ 情況把握力: 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
⑤ 規律性: 社会のルールや人との約束を守る力
⑥ ストレスコントロール力: ストレスの発生源に対応する力
上記の「ストレスコントロール力」については、レジリエンスという概念を学んでおくと良いと思う。
社会人基礎力をマップとして、興味のある能力要素から取り組むことをおすすめする。面白いと思えるテーマは学習が継続し自己啓発を深めることができる。

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私にとってのコーチング2 吉田健司

2018/02/26
吉田 健司

昨年の2月のブログで「私にとってのコーチング」について書いた。そして、そのブログの最後に「自己改善のスキルとして、コーチングに向き合うことをお薦めしたい。」と書いた。この自己改善のキーワードとして、私は、自省とメタ認知を多用しているが、これらは自分自身をコーチングするきっかけにもなると思う。
メタ認知で自分を客観的に認識し、自分と対話しながら、自分に質問しながら、自分自身の潜在能力や問題の解決策を自主的に引き出し、目標達成を目指すことが習慣となれば、自分へのコーチングは何処でも何時でもできるので、働き方が大きく変わると思う。何処でも何時でもできる点では、考えることも同じである。論理的思考スキルを活用して考える習慣をあわせて身につけたいものである。
私は、顧問先企業でコーチングを含めたコミュニケーションスキルを学ぶことの大切さを伝えている。自分自身とコミュニケーションするにしても、他人とコミュニケーションするにしても、基本的なスキルを学んで身につけることは大切である。
勉強する、学問をする、教えを受けたり見習ったりして知識や技能を習得する、経験や体験を通して知識や知恵を得るなどの時間を惜しむことなく学び続けてほしいと願っている。
コミュニケーションに関して最近腹落ちしたことがある。
コミュニケーションに関する研修資料や書籍に登場するアメリカの心理学者メラビアンの法則の数字についてである。例えば、言葉などの言語が7%、音声が38%、態度・表情が55%とされている。私はこの数字が初対面の人を認識する割合という記述を読んだとき、なるほどと思った。
ビジネスにおいて初対面の人とコミュニケーションする機会は多い。したがって視覚情報の影響度に留意するとともに、伝わりにくい言語情報を伝える技術を高める努力が大事だと再認識している今日この頃である。

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自己啓発を考える 吉田健司

2018/01/22
吉田 健司

厚生労働省から平成27年度「能力開発基本調査」の取りまとめ結果が、公表されている。
以前一度テーマとして取り上げたが、「能力開発基本調査」は、国内の企業・事業所と労働者の能力開発の実態を明らかにすることを目的として、平成13年度から毎年行われている。
この調査のうち、個々の労働者の教育訓練の実施状況などを調べる「個人調査」から、正社員の自己啓発に注目してみた。
①自己啓発の実施方法
 ラジオ、テレビ、専門書、インターネット等による自学、自習(49.4%)
 社内の自主的な勉強会、研究会への参加( 29.1%)
 社外の勉強会、研究会への参加( 24.1%)
 民間教育訓練機関の講習会、セミナーへの参加( 22.9%)
 通信教育の受講( 19.4%)
②自己啓発を行った主な理由
 現在の仕事に必要な知識・能力を身につけるため(84.4%)
 将来の仕事やキャリアアップに備えて(59.0%)
 資格取得のため(32.0%)
③自己啓発における問題点
 仕事が忙しくて自己啓発の余裕がない(59.3%)
 費用がかかりすぎる( 29.7%)
 家事・育児が忙しくて自己啓発の余裕がない( 21.8%)
 どのようなコースが自分の目指すキャリアに適切なのかわからない( 20.4%)
自己啓発とは、「能力開発基本調査」の用語解説によれば、労働者が職業生活を継続するために行う、職業に関する能力を自発的に開発し、向上させるための活動をいう( 職業に関係ない趣味、娯楽、スポーツ健康増進等のためのものは含まない。) 。

上記調査結果から、企業が能力開発の基本を自己啓発と位置づけ推進するには、支援制度の充実だけでは足らず、その必要性について従業員の認識を深めることが大切と学んだ。
自己啓発と職場での計画的OJTや職場外研修とのかかわりをあらためて考える今日この頃である。

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