人材育成
最近読んだ新聞に書いてあったことだが、幼少期の読書習慣は子どもにとって大事らしい。自分の幼少期の読書習慣は覚えていないが、私は読書をして落ち着いた時間を過ごすのが好きである。
私は、年間1,000時間の読書を10年以上続けている。これまで機会があるたびに意識して年間1,000時間を口にしてきたが、多くの場合驚かれる。だが、1週間にすれば20時間である。この20時間を、会社に行く月曜日から金曜日で10時間、休日の土曜日・日曜日で10時間にわけて目標時間としていた。
目標達成の目安は、月から金は1日2時間、土日は1日5時間である。月から金は通勤時間を利用して往復1時間30分、昼の休憩時間に30分、帰宅後30分から1時間30分を基準時間としておくことで、仕事の都合や飲み会など毎日同じ時間は確保できなくとも、5日間で平均10時間は達成できる。
休日は、たとえば夕方までに3時間、夕食後就寝までに2時間と、1日のうち5時間をどこで確保するか決めておくことで、毎週末に時間の確保ができなくても、祝日、夏季休暇、正月休みなどでカバーできるので、週末で平均10時間は達成できる。
会社を定年退職した現在は、仕事などで外出する日、自宅で仕事をする日、読書を優先させる日にわけて、それぞれに読書時間を確保している。外出する日は移動時間をなるべく読書時間にあてる。自宅で仕事する日は、2時間から3時間の読書時間を含めてスケジュールを組む。読書の優先日は8時間を基本時間としてその日の過ごし方を決める。
ただ読書時間の長短は問題ではない。1日24時間と限りのある時間の使い方は人それぞれである。自分の自由になる時間を増やす工夫をすること、継続的に読書をする習慣を持つことが大切だと思う。
私の読書習慣 【吉田健司】
吉田 健司
最近読んだ新聞に書いてあったことだが、幼少期の読書習慣は子どもにとって大事らしい。自分の幼少期の読書習慣は覚えていないが、私は読書をして落ち着いた時間を過ごすのが好きである。
私は、年間1,000時間の読書を10年以上続けている。これまで機会があるたびに意識して年間1,000時間を口にしてきたが、多くの場合驚かれる。だが、1週間にすれば20時間である。この20時間を、会社に行く月曜日から金曜日で10時間、休日の土曜日・日曜日で10時間にわけて目標時間としていた。
目標達成の目安は、月から金は1日2時間、土日は1日5時間である。月から金は通勤時間を利用して往復1時間30分、昼の休憩時間に30分、帰宅後30分から1時間30分を基準時間としておくことで、仕事の都合や飲み会など毎日同じ時間は確保できなくとも、5日間で平均10時間は達成できる。
休日は、たとえば夕方までに3時間、夕食後就寝までに2時間と、1日のうち5時間をどこで確保するか決めておくことで、毎週末に時間の確保ができなくても、祝日、夏季休暇、正月休みなどでカバーできるので、週末で平均10時間は達成できる。
会社を定年退職した現在は、仕事などで外出する日、自宅で仕事をする日、読書を優先させる日にわけて、それぞれに読書時間を確保している。外出する日は移動時間をなるべく読書時間にあてる。自宅で仕事する日は、2時間から3時間の読書時間を含めてスケジュールを組む。読書の優先日は8時間を基本時間としてその日の過ごし方を決める。
ただ読書時間の長短は問題ではない。1日24時間と限りのある時間の使い方は人それぞれである。自分の自由になる時間を増やす工夫をすること、継続的に読書をする習慣を持つことが大切だと思う。
初登板のごあいさつ ~テーマは「人」~ 【吉田健司】
吉田 健司
私は、昨年の3月末に37年間務めた会社を定年退職し、第二の人生を歩き始めて一年が過ぎようとしている。のんびりしたいと思う一方で、企業戦士だったころのように自分で自分を追い込んでしまう、そんな日々を過ごしている。今回から月一回のペースでブログを書く予定である。幹になるテーマは「人」としたいと考えている。
まず「所属する組織は、人を育てる組織か」と問いかけてみたい。自ら考え行動することが求められる時代ではあるが、「自分自身はできているか」と問いかけてみたい。この問いかけは、ブログを読んでくれているあなたへのものであり、私自身へのものだ。
私は、自問自答することを大切にしてきた。常にインプットを心掛け、思考を繰り返す、頭に浮かんだものを大切にする、自分の気持ちや思いを大切にする。待つことを優先しなければならないときもある。そのようなときは意識的に考えることはしない。自分の中から自然に湧き上がるものを待つ。それが意欲であったり、ひらめきであったり、気づきであったりする。そしてある時ふと思いつき、イメージが具体的になったものを「思い付きノート」に記録してきた。記録をキーにアイデアを企画に昇華したり、あるいは没としたりしてきた。
そんな私が会社時代に意識していたことに、「自分の言葉で伝える」、「意味を伝える」、「相手にとってわかりやすく伝える」がある。「言うは易く行うは難し」である。今も習得したとはとても言えないレベルである。ただ、何十年も「意識し、学び、試み、反省する」を繰り返してきたので、そんな経験の一端を、今後ブログで書きたいと考えている。
社長のやる気スイッチはどう入ったのか? 【岩本 亨】
岩本 亨
とある地方の温泉旅館。客室数は15室。ここ数年毎期赤字が続いていた。貸出している金融機関担当者A氏は、以前は頻繁に旅館を訪れ、社長に経営状況を確認したり、具体的な取り組みをアドバイスしたりしていた。しかし、いくら言ってもB社長が代わらないので半ばあきらめて、ここ5年くらいは放置していた。
最近になってB社長から「業績が上がってきたので、一度見に来て下さい」と連絡があった。A氏が半信半疑で訪問したところ、部屋はきれいになっており、露天風呂付きの部屋もできていた。「借入金の返済猶予をしていながら、隠し財産でもあったのか?」と疑心暗鬼になり問いただした。B社長は、「金が無いから、家族でできる所まで改装し、プロにしかできない箇所は引退した大工さん等を自分で探して、個別にお願いして安く対応してもらった。1年に1室ずつのペースでコツコツ進めている。旅行代理店との付き合いも一切やめ、ネットエージェントとに絞り込んだ。口コミ評価ポイントが徐々に上がってきて、それが励みになっている。」そんな答えが返ってきた。事実確認のためお忍びで泊まりに行き、深夜自分で重機を操作している社長夫妻を確認した。
A氏がB社長に、「あんなに言うことを聞かず、やる気もなさそうだったのに、何で変わったの?」と聞いたところ、B社長から「娘が大きくなるにつれ、近隣の旅館が怪しげな商売をしているのを見て『ウチも同じなの?』と思われるのが嫌だった。また、息子にやる気のない父親と見られるのも忍びないと思った。それがきっかけでとにかくできる所まで自分の力で考えて、工夫してやってみようと思った。それを続けていくとお客さんにも喜んでもらうようになった。仕事が面白くなってきて、一生懸命に取り組んでいくうちに黒字化してきた」と答えが返ってきた。
変われば変わるもので、最近はB社長から時間に関係なく電話がかかってくるようになった。先日も深夜0時過ぎに携帯が鳴った。出てみるとB社長から「先月の試算表をまとめたら、計画以上に黒字になっていたので嬉しくて電話しました!」と弾んだ声が。既に寝室にいたA氏は「嬉しいけど、深夜は勘弁して・・・」と悲鳴を上げていた。
今日聞いたばかりの「やる気になれば想像以上のことができる」という実話を披露させていただきました。いくら周りが口を酸っぱくするくらいにアドバイスしても、本人がその気にならないと変わらない。その気になりさえすれば、この例の様に劇的な変化をもたらすことも有りうる。組織の中の人の活かし方にも通ずる話ですね。
都内T市役所での政策提案研修で 【岩本 亨】
岩本 亨
今年も都内のT市役所で入職4~7年目の職員を対象とした「政策提案研修」の講師を務めた。
2009年に初めて「提案研修(業務改善)」を受託し、翌年から「政策提案研修」に変更されて以来、6年連続で担当させていただいている。
実質3日間の研修である。前半は二日連続の宿泊研修。後半は半日ずつ、間二週間を挟んで行った。
今年の前半は9月4・5日の2日間を自治大学校の施設を借りて、理論を修得しながら演習をふんだんに取り入れて行った。その中で、どのような政策提案をするか?をグループで協議しテーマを決定した。
9月6日~11月13日まで、グループごとの活動により、テーマに沿って提案する政策を練り上げた。
そして、11月14日午前中にプレゼン実践研修。本番までの二週間で、指摘されたことを修正し、12月1日13:00~15:20直前リハーサル、15:30~17:00市長はじめ理事者へのプレゼンテーションを行った。
市長をはじめとした理事者の方々は非常に熱心に聴いてくださった。また、職員の方々にも聴講できるようにしたが、30名前後の方々に入れ替わりでお聴きいただいた。
T市研修担当の「より良い研修を」という強いこだわりのもと、昨年のコンテンツに「タイムマネジメント」を加えた。また、日程についても昨年まで後半を1日研修で午前中プレゼン実践演習、午後プレゼン本番で実施していたものを、二日に分け、間に二週間ほどの仕上げ期間を設定した。
効果は明らかだった。ともすればマンネリ化してしまって、講師にも緊張感が減退しそうな状況だが、見事にSTEP UPを実現された。
仕事において、何を実現するのかの目標の再認識をして、新しいことを追及することは重要である。多くの人が頭では分かっているが実際の行動ができないことを、見事に達成されたと感じた。そのこだわりと努力に敬意を表したい。来年度はどのような研修にレベルアップできるか楽しみである。
YCSの掟 【岩本 亨】
岩本 亨
今年5月のこのブログにも書いたが、独立を決意した頃、先輩から薦められ、中小企業診断士の勉強会である「YCS(安田コンサルティングセミナー)」に2004年6月から参加した。主宰者の安田平八先生は、一昨年の6月に他界された。最近になって、「YCSのOBの方々の絆を確認する機会を持たないか?」という話が出てきた。それを実現しようという動きに関わっていることもあり、当時を振り返ってみた。
YCSには3つの掟がある。
◎挨拶を心掛けよう。コミュニケーションは挨拶から。
◎相手を褒めよう。良い点を見出すこと。
◎約束を守ろう。納期を守ることは信用構築に繋がる。
以上である。非常にシンプルだが、独立して仕事をするようになって、改めてその大切さを痛感する。
ごくごく当たり前のことだが、できている人は少ないのではなかろうか? 私もまだまだだと感じることが多い。皆さんは如何ですか?
人と人とのつながりの中で、挨拶を意識し始めたのはこの掟がきっかけだったかもしれない。独立前に比べると、断然積極的に挨拶するようになった。お客様にお会いした時の、最初の一言が挨拶。初対面でも第一印象が重要。明るい挨拶は、仕事を円滑にする。体験的にそう感じる。
相手を褒めることは難しい。私は未だに苦手だが、褒められると私も嬉しくなる。モチベーションが上がる。それが分かっているのならそのようにすれば良いのに、なかなかできない。私自身、人前ではあがってしまって、きちんとしゃべれなかった。YCSのカリキュラムにプレゼンテーションをして、お互いに評価しあう講座があった。その際、自分自身では「しどろもどろでうまくできなかった」と感じていたのに、異口同音に、「堂々としていて説得力がある」と褒められた。どうやら「いくら自分がドキドキして話していても、見ている方からはそのように感じられていないようだ」と気付き、以来人前で話すことが苦痛ではなくなった。褒めることの効用を実体験したということである。
約束を守ること。子供の頃からそう教えられている。100%完璧にできてはいない。不可抗力でできないこともあるかもしれないが、生きていく上で、信用を構築しようとした時に、重要なことだ。仕事の納期を守ることは、関係者にストレスを与えないことに直結する。最近私は、いろいろな専門家の方々と仕事をすることが多い。一つの会社の支援を複数の専門家でしていると、納期厳守がどれだけ大切かを思い知らされる。自分が遅れれば、成果物の納期はそれ以上に遅れてしまう。それを挽回しようとすると、関わっている人の多くに、余分な負荷がかかってしまう。納期を守っていればかからなかったであろう負荷がである。そうなると「あなたとは一緒に仕事をしたくない」と言われてしまうのだ。仕事を増やしたい人はこんなことしたら命とりである。恐ろしいことだ・・・。
「YCSの掟」の意味を一つ一つ考えてみる良い機会になった。皆さんも掟に照らして自分の行動を振り返ってみませんか?