ブログ中小企業経営

島根県信用保証協会のK氏とは企業再建・承継コンサルタント協同組合(CRC)山陰推進局の責任者として情報交換等させて頂いている。K氏の上司のM氏に私が小学生の頃、父の仕事の関係で隠岐に二年弱住んでいたことをお話しすると、「Kも隠岐にいたことがある」との返事。実は県職員住宅の隣同士で遊んでもらっていた一つ年上の「お兄さん」だと分かった。

10年ほど前、まだ私が関与していない頃のCRCの支援先に、鳥取県境港市でふぐ養殖等を手掛けているY社がある。その社長I氏と私は同い年。初めてお会いした際に「Tさんを知りませんか?」と聞いてみた。Tさんは私が隠岐在住の小学三年生の時、鳥取大病院に入院していて同室だった同学年の女の子。当時、境港市在住だった。I氏は「Tさんは小中学校の同級生です」と回答。

他にも、大学の剣道部で一緒に稽古した1年後輩とリクルート勤務時代の部下が同級生で同じ高校の同じクラスだったり、島根県浜田市の支援先の社長が私の地元の同級生の職場の先輩だったり・・・。そのようなご縁をたくさんいただいている。

個人的なつながりを探そうという気持ちが私自身にあるにしても、判明しているご縁は、結構多い方だと思う。人と人は手繰っていくとどこかで繋がるのだろうが、なんとも不思議な感じがする。

 

 

そんなご縁に支えられて、今年もあっという間に1年が過ぎ去ろうとしている。今年は去年よりも、悩める中小企業のお役に立てたのか?振り返りつつ、来年に向けてよりそうなれるように努力していきたいと思う。

今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

 

 

ご縁に支えられて

2015/12/07
岩本 亨

島根県信用保証協会のK氏とは企業再建・承継コンサルタント協同組合(CRC)山陰推進局の責任者として情報交換等させて頂いている。K氏の上司のM氏に私が小学生の頃、父の仕事の関係で隠岐に二年弱住んでいたことをお話しすると、「Kも隠岐にいたことがある」との返事。実は県職員住宅の隣同士で遊んでもらっていた一つ年上の「お兄さん」だと分かった。

10年ほど前、まだ私が関与していない頃のCRCの支援先に、鳥取県境港市でふぐ養殖等を手掛けているY社がある。その社長I氏と私は同い年。初めてお会いした際に「Tさんを知りませんか?」と聞いてみた。Tさんは私が隠岐在住の小学三年生の時、鳥取大病院に入院していて同室だった同学年の女の子。当時、境港市在住だった。I氏は「Tさんは小中学校の同級生です」と回答。

他にも、大学の剣道部で一緒に稽古した1年後輩とリクルート勤務時代の部下が同級生で同じ高校の同じクラスだったり、島根県浜田市の支援先の社長が私の地元の同級生の職場の先輩だったり・・・。そのようなご縁をたくさんいただいている。

個人的なつながりを探そうという気持ちが私自身にあるにしても、判明しているご縁は、結構多い方だと思う。人と人は手繰っていくとどこかで繋がるのだろうが、なんとも不思議な感じがする。

 

 

そんなご縁に支えられて、今年もあっという間に1年が過ぎ去ろうとしている。今年は去年よりも、悩める中小企業のお役に立てたのか?振り返りつつ、来年に向けてよりそうなれるように努力していきたいと思う。

今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

 

 

顧客の不満の受け止め方

2015/11/02
岩本 亨

この3ケ月の間に2件、食事中に気づいたことを店員に指摘した際に予想も期待もしなかった対応をされて戸惑った。

1件目は、とある地方空港のレストランでの出来事。出張からの帰途、夕食時のことだった。たまたま定食の炊き込みご飯に3mm四方くらいの小さなアルミ箔のかけらが入っていた。店員に「これが入っていたので、注意した方が良いよ」と伝えると、すぐにお店の責任者が出てきて「申し訳ありませんでした。食事代は結構ですので。」と言われた。私は全くそんなつもりがなく、ただ注意喚起のために話しただけだからと料金を支払いたいと言ったが、「今度また来てください。今後は今回のことのようなことが無いように指導徹底しますので」と断られてしまった。

2件目は、昼食時に混み合っていた軽食店でのこと。ホール係の店員が私の肩に接触し、持っていた水がこぼれ、私のスーツに掛った。「アッ!」と言ったきり、申し訳なさそうな顔をしつつ、謝りもせずにお客さんのところに行ってしまった。食事が終わってお金を支払う際、レジにいた店長らしき人に、状況を話し、忙しいから無理もないかもしれないが、注意した方が良いのでは?と指摘した。すると「申し訳ありません。お代は結構です」と言われた。

私自身の話し方や風貌が怖かったのかもしれないが、「料金をもらわなければ、良いでしょ?」と安易に対応された感じがして、心地悪かった。

私自身は少しでもお店の対応が良い方向になればと、親切心で言ったつもりだった。それを客の思いを聞こうともせず、お金で解決しようとされてしまった。こんな対応をされるのであれば、このお店にはわたしは二度と行かないだろう。皆さんはどう思いますか?

「健康管理からコンサルの能力を見れる?!」中間報告

2015/10/05
岩本 亨

今年62日に「健康管理からコンサルの能力を見れる?!」と題して投稿した。あれから4ケ月経った。プライベートな話題で恐縮ながら途中経過報告をしてみたい。


6月初旬に、人間ドックを受診した病院に併設されている「メディカルフィットネスセンター」のトレーナーに、毎日30分程度のストレッチと筋力アップのための運動メニューを作成してもらった。また、日々の運動量がわかる「歩行強度計」を貸与され、目標歩数8,000歩以上、中強度運動20分以上を設定してもらった。


日々コンサルとして企業経営者に改善活動の積み重ねの大切さを説いている私は、逆の立場で、きちんと実行できるものなのか不安を感じながらスタートした。

結論はこの4ケ月で「歩行強度計」の、目標クリアできなかった日が1日、運動メニューを完遂できなかった日が1日という結果だった。

以前から夕食にはほとんど炭水化物を摂らないようにしていたが、6月からは朝食も基本的に生野菜のサラダと豆腐一丁に切り替えた。また、ビール中心に飲んでいたアルコールを蒸留酒ベースのハイボール等にシフトした。

その効果は徐々に表れ、1ケ月にほぼ1kgずつ減量している。ここまでという限定条件で振り返ってみると、順調である。


4ケ月間継続できている理由は以下の6点と分析している。

  1. このままだとまずいという危機感を強く持っていること。

  2. 無理をして努力している感覚がないこと。

  3. 日々の運動メニューの実施状況を自分で記録していること。

  4. 歩行強度計は、タイムリーにその日その時点まででどれだけ活動したのかを見ることができ、目標値を意識して活動することができること。

  5. 毎月最低一回は「メディカルフィットネスセンター」でトレーニングし、トレーナーと話していること。

  6. その際、歩行強度計に自動的に蓄積されたデータをチェックしてもらい、状況に応じたアドバイスをもらっていること。

この6点については、仕事にも応用できそうである。

経営者にその取組みが必要であると心から思ってもらい、効果を期待できて無理の少ない取り組みを設定し、継続できる仕組みを作るということ。これができれば効果はあとからついてくるのだと思う。

私自身は引き続き日々のメニューをこなしつつ、この経験を経営者に対するアドバイスに生かしていきたいと考えている。「油断大敵!」と肝に銘じながら・・・。

健康管理からコンサルの能力を見れる?!

2015/06/02
岩本 亨

529日に人間ドックを受診した。毎年同じ病院で、もう12年目である。検査結果をすべて保存しているので、各年の体の状態を数値から追うことができる。

今年の検査結果は体重増加に伴ってか、血圧上昇、中性脂肪増加で両方の値ともに基準を上回ってしまい、メタボリック症候群初認定となった。

これまでは、腹囲は基準を上回っていたが、それ以外は正常値の範囲内だった。長年「メタボ予備軍」だったが、残念な結果を突きつけられてしまった・・・。

5年ほど前から「企業再建・承継」の仕事で東海地方、中国地方の宿泊付の出張が増えた。地方では移動手段が車になることが多く、レンタカーを利用するため、歩行距離が激減した。

都市部にいると電車等が発達しているため、「(出発)駅まで歩いて」電車に乗り、「(到着)駅から歩いて」目的地に行くことを繰り返す。結構な歩行距離でしかも書類等を入れたカバンを持っている。大体10Kg以上の重さがある。日々このような行動をしていると、少々食べ過ぎても、飲み過ぎても体重は増えなかった。

ところがである。飲食の量が変わらないのに運動量が激減してしまった。結果は簡単に予想されるとおり。しかも、何の対策も取らなかったため、(順調に?!)今回の結果になったということである。

その病院には、「メディカルフィットネスセンター」が併設されていると教えてもらったので、さっそく相談に行き、トレーナーに運動メニューを作ってもらった。ストレッチと筋力をつけるための軽めの運動で、所要時間は30分くらい。これを毎日実行するようアドバイスをもらった。

経営コンサルタントという仕事柄、企業経営者にアドバイスをすることが多い。具体策を提示し、きちんと実行するようにアドバイスする。アドバイスしても実行できない経営者が多い。「毎日実行したことをきちんと記録することがポイント」とアドバイスしている。

今回は、立場が逆である。私は果たしてきちんと実行できるのだろうか?、また、成果を得られるのだろうか?・・・。不安は募るが、毎日の記録をつけながら、頑張ってみたいと思う。

できなきゃ、コンサル失格ですね! 一事が万事、良い機会をいただいたと思っている。

こだわりをどのように理解してもらうか?

2015/05/04
岩本 亨

島根県は私の出身地。その浜田市に石州瓦製造会社 亀谷窯業有限会社がある。縁あって、当社の代表取締役 亀谷典生氏とお話しする機会があった。石州瓦は、島根県東部(出雲市近辺)で産出される「来待石」を釉薬として使う、赤瓦である。三州瓦(愛知)、淡路瓦(兵庫)とともに日本の三大瓦の一つ。当社は昔ながらの製法にこだわり、手作り工程を残して製造している。焼成温度は他社が1,200℃程度であるのに対して、1,350℃。社長は世界一の高温焼成と自慢している。この温度で焼き上げれば、耐久性が上がるため、100年以上使っている例もある。例えば北海道檜山郡江差町の北海道本願寺派江差別院庫裏の瓦は当社製で、明治13年使用開始以来、今でも使われている。

一方で石州瓦でも大量生産の設備を持って、すべて機械生産している会社もある。手作り工程の有無と焼成温度差とにより、瓦の単価が倍近く違うとのこと。また、日本建築による家の新築が右肩下がりで減少しているため、和瓦の需要も少なくなっている。つまりマーケットが縮小する中で、高品質・高価格の和瓦で勝負をしなければならない厳しい環境におかれている。

それを打開するため、亀谷社長は、タイルや食器・雑貨の製造をし始めた。昔ながらの石州瓦の製法を応用すると、タイルもミリ単位の制度で焼成できる。釉薬の風合いも良く、タイルはリッツカールトン東京の和食店で使われ、食器は高級料亭等でも使われ始めた。中にはオーナー調理長が視察&買い付けに来る例もある。他社ではできない技術で差別化を図っている。ちなみに山口県の川棚温泉の名物「瓦そば」(最近は全国に広がっているらしいが)の瓦は、全て当社製。他社製は耐久性が低いため、すぐに割れてしまうそうだ。

亀谷社長によると、「いきなり『うちの瓦を使ってくれ』と言っても理解されない。まずは身近なものから認知してもらい、良さを分かってもらって、ファンになってもらうところから始めないと、需要開拓できない」とのこと。

創業210年(文化3年:1806年)。伝統製法にこだわり、他社が衰退して、廃業や全て機械化していく中、何とか生き延びてきた。気付くとオンリーワンの会社になっていた。その差別化できる技術を持って、発展されることを心よりお祈りしたい。

地元にこのようなこだわりの会社と社長がいらっしゃったことが非常にうれしかった。