マーケティング
先日、企業再建・承継コンサルタント協同組合 代表理事の真部敏己氏からお聞きして、「なるほど!」と共感したことを紹介します。
いわゆるポジショニングマップで、横軸を仕事の質の高低、縦軸を価格の高低にします。
左下の象限は質も価格も低いので、そんな仕事をする人を「素人」と言います。
右下の象限は、質は高いが価格は安い仕事をする人なので「ボランティア」です。
左上の象限は、質は低いのに価格が高い仕事をする人なので「詐欺」です。個人的には「ぼったくり」でも良いと思います。
そして右上の象限は、質も高いが価格も高い仕事をする人なので、「プロフェッショナル」ということです。
非常にシンプルな整理ですが、自分自身の仕事の成果をこのポジショニングマップにプロットするとどうなるだろうかと考えて、ドキッとしました。
独立して活動している限り、仕事の質は高くないと生きてはいけません。すべての仕事が右側の象限になければ、価値を提供できていないということです。当然仕事によっては価格の高低はあります。予算がある事業もあるので仕方ありません。また、仕事を請ける際に、無料でもお役に立ちたいと思うこともあります。だから仕事として取り組む限りは、「ボランティア」か「プロフェッショナル」でなくてはならないというのが結論です。
みなさんは如何ですか? 独立していようが、勤務されていようが仕事の質は問われますよね・・・?
プロフェッショナルな仕事とは 【岩本 亨】
岩本 亨
先日、企業再建・承継コンサルタント協同組合 代表理事の真部敏己氏からお聞きして、「なるほど!」と共感したことを紹介します。
いわゆるポジショニングマップで、横軸を仕事の質の高低、縦軸を価格の高低にします。
左下の象限は質も価格も低いので、そんな仕事をする人を「素人」と言います。
右下の象限は、質は高いが価格は安い仕事をする人なので「ボランティア」です。
左上の象限は、質は低いのに価格が高い仕事をする人なので「詐欺」です。個人的には「ぼったくり」でも良いと思います。
そして右上の象限は、質も高いが価格も高い仕事をする人なので、「プロフェッショナル」ということです。
非常にシンプルな整理ですが、自分自身の仕事の成果をこのポジショニングマップにプロットするとどうなるだろうかと考えて、ドキッとしました。
独立して活動している限り、仕事の質は高くないと生きてはいけません。すべての仕事が右側の象限になければ、価値を提供できていないということです。当然仕事によっては価格の高低はあります。予算がある事業もあるので仕方ありません。また、仕事を請ける際に、無料でもお役に立ちたいと思うこともあります。だから仕事として取り組む限りは、「ボランティア」か「プロフェッショナル」でなくてはならないというのが結論です。
みなさんは如何ですか? 独立していようが、勤務されていようが仕事の質は問われますよね・・・?
築地の店内掲示に感動! 【岩本 亨】
岩本 亨
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
新しい年が皆様にとって良い年でありますように、お祈り申し上げます。
年末、築地市場に買い物に行った。当日は築地の最終日でもあり、大変な混雑ぶりだった。とあるお店で買い物をして、帳場(お金払うところ)でお金を払おうとした時に、ちょうど目の高さくらいに、手書きで以下のような文章が貼ってあった。(文言はそのまま)
1.お客様には大きな声であいさつしよう
おはようございます。いらっしゃいませ。ありがとうございました。
1.一人のお客様に対して、皆んなが自分の担当の品をすすめよう。
1.商品は、一尾でも、一杯でも、一枚でも、気持ちよく、買ってもらおう。
1.常に商品の手入れをして、見た目(つき)を良くしよう。
1.お客様が気分良く帰ってもらう様に、応対に気をつけよう。
1.店に売り終わったり、無い商品でも、他店から買って間に合わせよう。
1.仕事をし旬らでも、お客様が来たら、手を休めて、商品をすすめよう。
1.なるべく、仲間にも売ることを考えよう。
思わず、「写真を撮っても良いですか?」と、帳場の女性にお願いした。商売の基本が凝縮されていて味わい深い。そんな思いに浸って店を後にした。
今年も基本を大切にして、一年間走っていきたいと思った。
時差がない赤道近くの途上国にいて感じたこと 【丸山芳子】
丸山 芳子
考えに詰まったときには環境を変えると、意外に思いもつかないアイディアがわいてくるものである。
現在、東ティモールに滞在している。21世紀に入ってから独立した、まだ出来立ての国である。独立時の紛争などの報道映像がまだ記憶に新しいため、で危険な印象があるかもしれないが今のところ治安に問題はない。その平和さから、滞在している国連監視団が当地での勤務を「パラダイスミッション」と呼んでいるぐらいである。
では経済状況はどうなっているかといえば、首都ディリでは老いも若いもみんな携帯電話を使っており、若い通訳君もパソコンを使いこなしているなど、近代化が進んでいる側面もある。
一方で、市場では冷蔵ケースもなく、魚屋ではどの店も板の上にそのまま魚を置いて陳列しておりまったく鮮度管理ができていない。こういう光景を目にすると、つい「製氷機を最初に購入した店が抜け駆けて儲けだすだろうなぁ」と思ってしまう。
また、タクシーがたくさん走っているがすべて個人営業である。したがって夜、レストランからホテルに帰るときに車を呼んでもらおうと思っても、配車センターがあるわけではないため、タクシーをつかまえるのは容易ではない。こういうときにも、「レストランから安心して帰れるなら多少高い値段を払ってもよいという人をターゲットにしてタクシーセンターを作ると儲かるなぁ」と考えてしまう。
日本と東ティモールの現状を比較することで、日本では気にもかけていなかったことが、重要な社会インフラであることに気づかされる。
今、日本では経済の停滞が深刻で、事業の行き詰まりを感じている経営者が多いと思われる。経済が活発なときには、時代の流れがどこに向かっているかを考えれば事業の方向性を見つけるアイディアはわきやすいかもしれない。しかし経済が不活発なときに、現状を打破できる、事業の方向性を考え出していくのは容易なことではない。
そういうときには、仕事と関係なくても思い切ってまったく違う環境に身をおいてみるのはどうだろうか。もっと大きな時代の変化を目の当たりにすることで、新しい事業へのアイディアがわいてくるかもしれない。
時差がない赤道近くの途上国にいて感じたことである。