ものづくり
10余年振りにS社と仕事をすることになった。
S社とは15年前中小企業基盤整備機構で新規事業開拓のチーフアドバイザーとして当該)社の新規事業開拓支援事業に係った。
当時、繊維用インクジェットプリンター導入のため中小企業繊維事業団(今の中小企業基盤整備機構)の自立化支援助成金の申請についてアドバイスした。社長は業務多忙のため当該助成金の申請を断念するつもりであったが強引に申請を勧めマツ・ツー・マンの指導により申請し採択されたという経緯がある。
その後、仲間の中小企業診断士とともに合同会社(今の産業経営研究所)を創立、その後数年間は当社の新規事業開拓支援の仕事でかかわったが仲間のE氏(技術系)が亡くなったということもあり、現在は途絶えている。
その間も当該社の会長(社長のご尊父)とは直接仕事をすることはなかったが妙に馬が合い、年に一度は夕食後カラオケに行き遅くまで人生談義、仕事談義にふけっている。会長は小職より年配であるが豪放磊落な性格であり武勇伝をきくのが楽しみである。
しかし今秋、企業内中小企業診断士の資格更新支援を目的に東京都中小企業診断士協会が実施する実務従事事業の指導員として当該社の企業診断に係ったことが縁で、当該社の人事評価制度の構築にあたることになった。
人事評価制度は昨年中小企業診断協会の中小企業調査研究事業として仲間の中小企業診断士とともに助成金の交付を受け企業勤務時の経験をもとに構築したものである。
合縁奇縁というか、継続は力なりというか、仕事の面白さを感じている昨今である。
会長は豪胆で直感型、社長は緻密で実直型、社長の会長思いに触れるにつれて人とのほのぼのとした温かみ、人情を感じる。年の瀬には、仕事の後、忘年会という事で会長も交え仕事談義、人生談義に花を咲かせたい。
以上
合縁奇縁~S社とのかかわり~長屋 勝彦
長屋 勝彦
10余年振りにS社と仕事をすることになった。
S社とは15年前中小企業基盤整備機構で新規事業開拓のチーフアドバイザーとして当該)社の新規事業開拓支援事業に係った。
当時、繊維用インクジェットプリンター導入のため中小企業繊維事業団(今の中小企業基盤整備機構)の自立化支援助成金の申請についてアドバイスした。社長は業務多忙のため当該助成金の申請を断念するつもりであったが強引に申請を勧めマツ・ツー・マンの指導により申請し採択されたという経緯がある。
その後、仲間の中小企業診断士とともに合同会社(今の産業経営研究所)を創立、その後数年間は当社の新規事業開拓支援の仕事でかかわったが仲間のE氏(技術系)が亡くなったということもあり、現在は途絶えている。
その間も当該社の会長(社長のご尊父)とは直接仕事をすることはなかったが妙に馬が合い、年に一度は夕食後カラオケに行き遅くまで人生談義、仕事談義にふけっている。会長は小職より年配であるが豪放磊落な性格であり武勇伝をきくのが楽しみである。
しかし今秋、企業内中小企業診断士の資格更新支援を目的に東京都中小企業診断士協会が実施する実務従事事業の指導員として当該社の企業診断に係ったことが縁で、当該社の人事評価制度の構築にあたることになった。
人事評価制度は昨年中小企業診断協会の中小企業調査研究事業として仲間の中小企業診断士とともに助成金の交付を受け企業勤務時の経験をもとに構築したものである。
合縁奇縁というか、継続は力なりというか、仕事の面白さを感じている昨今である。
会長は豪胆で直感型、社長は緻密で実直型、社長の会長思いに触れるにつれて人とのほのぼのとした温かみ、人情を感じる。年の瀬には、仕事の後、忘年会という事で会長も交え仕事談義、人生談義に花を咲かせたい。
以上
~人に優しい経営~長屋 勝彦
長屋 勝彦
今年も第一四半期が過ぎようとしている。我が国人口は少子化、高齢化により減少に転じている。生産性を高めるには無駄な労働や、だらだらと労働することを止め効率的に働けということである。そして、そのような労働をする時間を余暇にまわせということである。確かにそのようなに働けばマクロ的には余暇を過ごすために消費する時間とともに消費する金銭が増えマクロ的には国民所得が増えるということになる。
更に、そのような非効率的な労働に替え価値が向上する労働をすれば企業の所得も増え国民所得は増加することになりその効果は倍増する。顧問先の中小企業社長は言う、「だらだらと働くな,残業代は払うから効率的に働きさっさと帰れ、そうすれば疲労も少なくなるだろう————。
しかし、仕事が増えれば残業は減り、仕事が減少すれば残業が増えるという奇妙な現象が起きている。
仕事が増えれば効率的に仕事をしようとし、仕事が減れば残業代を稼ぐため残業するということである。やはり、中小企業の給料は少なくそのために残業するというのが現実である。
この問題を解決するには、下請け依存度の高い仕事に替え、その企業にしかできない独自の製品・サービスを生産する仕事に替えることである。
しかし、言うは易く行いは難し、という。多くの中小企業が独自性のある付加価値の高い製品開発に取り組んでいるが実現は厳しいのが現実である。
中小企業に入り込み、無駄をなくしながら新製品開発支援に取り組むのがモットーである。中小企業経営者も人を思う心はあるが、人に優しい経営、ワークライフバランスを従業員に語れる企業になるべきであると思うこの頃である。
以上
企業の人間的側面に関する考察~中小企業にY人間はいるのか~長屋 勝彦
長屋 勝彦
毎月訪問する顧問先の中小企業でX人間、Y人間についてスピーチした。X人間は、人は怠け者である。働くのが嫌いである。働かせるには飴と鞭が必要である。一方、Y人間は、人は自己実現のためには進んで働く。働きたくなるような仕事を与える必要がある。というものである。やらされ感で働くのではなく、仕事に生きがいを持ってほしい。というマグレガ-のX理論、Y理論の話である。
締めくくりとし仕事に生きがいとプライドを持って臨んで欲しいという言葉で締めくくった。話しの後、「人はパンのみに生きるに非ず。」と言う言葉があるが、はたして何人の中小企業で働く人がY人間として働いているかと考えた。
今回のスピーチで言いたかったことはやらされ感で働くのではなく自発的に働いて欲しいということを従業員の方に伝えたかったのであるが、反面、経営者としては従業員をその気にさせる(働く気にさせる)施策をとっているか、経営者自身が自己中心的になり従業員をX人間化していることはないだろうか、と自問自答した。
経営が苦しくなるとついつい従業員に生活面でつらい思いをさせるような方策を取らざるを得ないようなこともあるが、その時は話せばわかるという気持ちで腹をわって経営者は従業員と対峙する必要がある。
コンサルタントは経営者から報酬を得ているが、経営者に正しいアドバイスを躊躇することがあってはならない。経営者におもねることなく客観的観点から的確なアドバイスをする必要がある。
経営は誰のためにあるのか、それは顧客のためであり、従業員のためにあるということを改めて思った。
従業員は言いたいことも経営者には言えない、代わって経営者にアドバイスすることが必要であるとも思うこの頃である。
以上
企業にポピュリズムはあるのか~長屋 勝彦~
長屋 勝彦
2017年は年明け早々世界的なビックチェンジが起きようとしている。米国では1月20日には共和党トランプ氏が大統領に就寝する。現在はツイッタ―を利用しアメリカンファーストと称する保護主義政策を打ち出し外国を牽制している。トランプ氏は強いアメリカを復活させるということでラストベルトといわれるデトロイトの有権者層等に訴えかけて選出された大統領であり、いわば民衆に迎合したポピュリズムを高揚させ選挙戦で勝利を得た大統領である。
同様なことは英国にもあてはまる。EU残留を巡る国民投票の結果移民排斥、過去の強い英国の復活を主張する元ロンドン市長ポリス・ジョンソン氏に敗れEUを離脱することを選択した。
昨年起きた二つの出来頃は過去の栄光を復活させようとする動きであるが、二つの世界大戦を教訓に地球規模で実現しようとしていた自由主義から再び大戦前の保護主義に逆戻りしようとする動きである。
話を米国に戻すが自由貿易を排し、国内難行を保護すれば国際競争に勝てるかという疑問が残る。自動車産業を例にとれば米国で生産する自動車の価格競争力は他の国の自動車製造業との競争に勝てるか。
答えは否である。米国の自動車製造業者の技術力は他の国の製造業者と比較し有意差はあるか、価格競争力はあるか、経済的に見ればもっとも優秀な製造技術を有する者が、もっとも価格競争力のある地域で生産することがベストである。
翻って、民間企業ではポピュリズムを利用するビジネスモデルはあるのかを考えてみた。マーケティングでは生活者の立場で困っているウオント(生活ニーズ)を探索せよという。
保護主義に戻しただけではラストベルトの住民の生活は楽にならないと思うこの頃である。
以上
節目の年を迎えて~長屋 勝彦~
長屋 勝彦
月日のたつのは速いものである。中小企業診断士に登録して20年、診断士仲間と合同会社を設立し10年、東京都中小企業診断士協会中央支部に研究会を設立し15年がたつ。
診断士になって故安田先生の指導をうけ、仲間の診断士と楽しく仕事をすることができた。又、会社勤務時代に指導いただいた上司の指導、人脈により有意義な仕事をすることができた。
中でも、会社時代からかかわった鯖江の企業とは診断士として独立してからも製品開発の面からかかわることができた。その成果として中小企業庁のグローバルニッチトップ企業として選ばれ、エクセレントカンパニーにまで成長した。
研究会の仲間の診断士の方とは診断士としての力量アップを目的として、企業診断の他、某シンクタンクの経営管理、人事労務、財務、時事問題の作成にも関わった。
会社勤務時代に上司から、エースになるような活躍をと言われたこともあり、自分自身の中小企業診断士としての使命は時代の人材、企業の育成にあると思う。
現在関わっている顧問先企業とは志を同じ経営者ということでお互いに意見交換をできる間柄である。
しかし、組織として仕事を進めていくと齟齬が生じる。しかし、組織とは共通目的を持ち実現する集団という観点から十分な意見交換、コミュニケーションが必要である。
このようなことに思いをはせていた10月初旬頃、複雑な案件も発生したこともあり、ヘルペスに罹ってしまった。ヘルペスはストレス、疲労が原因であるといわれる。幸い、回復に向かい仕事に支障はない。
ペルペスは疱瘡を患ったものは誰ももっているといい、疲労等により現れるという。現在はなるようにしかならない、運を天に任せるわけではないが、無の心境になり自分に課された使命を果たそうと思うこの頃である。
以上